■刀 銘月山貞吉造之(江戸時代後期)■



月山貞吉は通称弥八郎といい天保嘉永頃の刀匠である。 出羽月山の末流で、江戸水心子正秀門人となる。 天保四年大阪移住。明治三年七十一歳没。 この刀は、幅広で大切先の豪壮な姿のもので綾杉肌互の目かかった丁子乱に小沸つく。萬延二年二月の作刀である。

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