■刀 銘出羽大掾藤原国路(江戸時代前期)■



国路は堀川国広の門で一門中技術優秀の刀匠である。 八十二歳までも鍛刀したらしく作刀が多い筈が、現存するものは割合に少ない。 これは銘を落とされ相州上位に化けたものが多い故であろう。 総じて、相州伝風の国広や正俊に似て華やか。 この刀は、刃文は幅広く沸出来で華麗。沸匂の動きが見事である。

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